デジタル一眼レフを買ったはいいけどうまく撮れない・・・キレイな写真を撮りたい・・・・
カメラを買ったばかりだとどうやったら良い写真が撮れるんだろうと悩んじゃいますよね。
Dも写真を撮り始めたころはうまく撮れなくて色々と調べたり試行錯誤していました。
ですが、今回お伝えする3つのカメラの設定を覚えればその悩みを解消することができます!
ぜひこの記事を読んで実践してみてください!!
うまく撮れないわけ
今のデジカメはどんな設定でも誰でも簡単に失敗なく写せるようになっています。
しかし、【写す】ことと【撮る】ことは似て非なることだと考えています。
【撮る】ということは撮影する前に「こう撮りたい」というはっきりしたイメージを持って撮影することだと思うんです。
あなたはただなんとなく写ればいいやと思って撮影していませんか?
Canon EOS 5D Mark IV+EF 24-70mm F2.8L II USM・24mm・1/200秒・F5.6・ISO160
例えば、上の写真をみてどう思いますか?
挙式で撮影した一枚ですが、Dはこの写真を見た人に何をしているのか想像してもらいたくてお嫁さんが背伸びしているところを撮影しました。
このようにどのように撮るかということを最初にイメージして撮影してみてください。
それだけで何かが違って見えてくると思います。
撮影のための設定
一眼レフまたはミラーレスカメラを使いこなすためには大切な3つの設定があります。
- 露出補正
- ISO感度
- ホワイトバランス
この3つを適切に設定することがカメラを使いこなす重要なポイントになると思います。
それでは一つずつ見ていきましょう!
1.露出補正
露出とはカメラに入る光の量をコントロールすることです。
要するに写真の明るさや暗さに反映される部分になります。
光量を適正にすることでキレイな明るい写真にすることができます。
もちろん意図的に暗い写真にすることもできます。
では、光量はどうやって調節するのか?
それはシャッタースピードと絞りで調節します。
シャッタースピードは速くなると光の量が減り、遅くなると光の量が増えます。
絞りは光を通過させる穴で、これが大きくなったり小さくなったりして光の通過量を調節します。
絞ることで穴が小さくなっていくことがわかります
一眼レフやミラーレスカメラにはシャッタースピード優先モードや絞り優先モードなど、オートで設定してくれるモードもあるのでこれらを有効活用して撮影していきましょう。
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また、露出補正の決め方についても詳しく解説しているのでもっと知りたい方はこちらをご覧ください。
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2.ISO感度
ISO感度とは光に感じる度合いを数字で表したものです。
感度が高いほど暗い場所で光量が少なくても速いシャッタースピードで写すことができます。
ISO感度を変えることでシャッタースピードと絞りを固定したまま露出を変えることができます。
ただしISO感度にはデメリットがあります。
それはノイズによる画質の低下です。
ISO感度が高くなるとノイズの発生が多くなります。
ノイズとは写真に現れる小さなブツブツのことで、ざらっとした粗い印象を写真に与えます。
ただ、今のカメラは高感度にしてもそれほど気にならないこともあるのでまずは高感度で試し撮りをしてみてあなたがノイズを許容できる感度を探すことをおススメします!
許容範囲の上限を知れば納得してその感度を選べます。
そしてISO感度にはオート機能もあります。
カメラによってはISO感度の上限を決めれる機種もあるのでオート機能を使う場合は上限の設定をしておくといいでしょう。
また一眼レフまたはミラーレスカメラにはカメラの機能で「ノイズ低減機能」というものがあります。
これはノイズを強制的に目立たなくする機能です。
この機能を使うとノイズは目立たなくなりますが、画像がのっぺりとして解像感が損なわれます。
強く効かせるほど顕著に現れます。
なので、ノイズ低減機能は弱めに設定するか切ってしまいましょう。
ちなみにDはこの機能使ってません。
もしノイズが気になったときは後処理で低減させています。
理由としてはこの機能を使って撮影したものは、後処理での耐性がなくなり加工すると簡単に画像が破綻するからです。
Canon EOS 5D Mark IV+EF 24-70mm F2.8L II USM・50mm・1/20秒・F2.8・ISO12800
真っ暗な部屋で高感度撮影。現像前。ざらっとしています
Canon EOS 5D Mark IV+EF 24-70mm F2.8L II USM・50mm・1/20秒・F2.8・ISO12800
ノイズ処理をしました
3.ホワイトバランス
ホワイトバランスは本来持っている光の色を補正する機能です。光の違いによっては白いものでも色がついてしまうことがあります。
人間の目は白いものは白く見ようとするので光の色に気づかないこともあるかもしれませんが、カメラは正直です。
ホワイトバランスの機能を使わないと正しい色にはなりません。
また、ホワイトバランスを正しい色に変えれるということは意図的に色を変えれるという事でもあります。
一眼レフまたはミラーレスカメラにはオートホワイトバランスという便利な機能があり、カメラが自動的に光を判断して正しい色に補正してくれます。
今の一眼レフまたはミラーレスカメラのオートホワイトバランスは大変優秀で安定するので常にオートでも問題ないと思います。
では、ホワイトバランスの設定を変えるときはどのような時がいいのかと思った方もいるかもしれません。
そんな時とは上記でも書きましたが
- 意図的に色を補正したい場合
- 正確な色を再現したい場合
になります。
太陽光、くもり、蛍光灯(機種によって名前が変わります)などなどあるので、実際に自分で試してみてください。
どういう色になるのかということを知っていれば撮影の幅が広がりますよ!
以下の写真は同じ場所、同じ時間帯でホワイトバランスを変えた日の出の写真になります。
Canon EOS 5D Mark II +EF 16-35mm F4L IS USM・16mm・1/250秒・F4.0・ISO100
ホワイトバランス:白熱電球
Canon EOS 5D Mark II +EF 16-35mm F4L IS USM・16mm・1/250秒・F4.0・ISO100
ホワイトバランス:日陰
Canon EOS 7D+EF 70-200mm F2.8L IS USM・200mm・1/800秒・F2.8・ISO100
ホワイトバランス:日陰
Canon EOS 7D+EF 70-200mm F2.8L IS USM・200mm・1/800秒・F2.8・ISO100
ホワイトバランス:白色蛍光灯
全然違いますよね。
最後にマニュアル、プリセットなどと呼ばれる項目もあります。
これは白い紙に光を当て撮影して現場の光からホワイトバランスのデータを取得するという方法で一番正確にホワイトバランスを合わせられます。
ですが、大抵の場合はオートで十分ですので安心してオートホワイトバランスを使ってください。
上手く撮影するための3つの設定のまとめ
さて、3つの設定について書いてきてきました。
- 露出補正
- ISO感度
- ホワイトバランス
露出補正で光をコントロールすることができる。
ISO感度でシャッタースピードと絞りを固定したまま露出を変えることができる。
ホワイトバランスで正確な色を再現する。または、意図的に色を変えることができる。
この3つを覚えることが写真が上達する第一歩になります。
また、写真にはこれが「正解」というものはありません。
唯一あるとするならそれは「あなたの好み」だと思います。
今のカメラには液晶モニター、ライブビューできるものがほとんどだと思います。
ライブビューを見ながら設定をすることで簡単に明るさや色を確認することができるのでファインダーを覗いて撮影する人もまずはライブビューを見て確認してみることから始め、あなたの好みを探してみましょう!!
そして、デジタルカメラのいいところは撮ってすぐ確認できるというところです。
失敗したっていいんです!
失敗したら設定を変えて満足のいくまで撮りなおしましょう!!
くり返し撮ることでどういう設定をすればいいのかわかってきます。
どんどん撮影して失敗を恐れず撮りまくりましょう!!
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