今回はDが使用しているCF・SDカード・カードケース・カードリーダーの紹介です。
記録メディアは写真や動画の撮影には必要不可欠なのでカメラの性能に合ったものを選びましょう!!
CF/SDカードの選び方
CFやSDカードには規格というものが存在します。
SDカードの規格
まずはSDカードから見ていきましょう。
SDカードには
- SD(~2GB)
- SDHC(2GB~32GB)
- SDXC(32GB~2TB)
- SDUC(2TB~128TB)
と、4つの種類に分けられます。
何が違うのかというと記録できる容量が違います。上記リストの()の中身がSDカードの容量になります。
また、これらのSDカードは一部互換性を持っていてホストデバイス(カメラ等)によって使えるものと使えないものがあります。
ホストデバイスにSDUCのロゴがあればSD・SDHC・SDXCのカードも使えます。
ホストデバイスにSDHCのロゴがあればSDカードも使えます。
要するに、上位互換はなく下位互換のみあるということになります。
スピードクラス
スピードクラスはSDカードのデータ読み書き速度の規格で、カードが対応する最低限の読み書き速度を保証するものです。
最近のカメラは画素数も大きいし、動画撮影では特に大容量のデータをSDカードに連続的に書き込むため、カードの対応する転送速度が一定上求められます。なのでスピードクラスは非常に重要になってきます!!
スピードクラスにも種類があり
- ビデオスピードクラス
- UHSスピードクラス
- スピードクラス
に分けられます。
これは上に行くほど転送速度が速くなります。
分かりやすく図にしてみました。
写真を撮影する、連写する方はUHS-1以上のスピードクラスがオススメです。4K以上の動画をとるならUHS-2・V30以上のスピードクラスを選びましょう!
マイクロSDカード
SDカードの中にはマイクロSDカードと呼ばれるSDカードよりも小さいサイズの記録メディアもあります。これはサイズが違うだけで上記で書いた規格やスピードクラスは一緒なので対応している機器によって使い分けてください。
また、マイクロSDカードは変換機を使えばSDカードとして使うこともできます。逆はできません。
CF(コンパクトフラッシュ)
CFにも種類があります。
- CF Type1
- CFast
- CFexpress(次世代記録メディア)
こちらは3種類ありますが、一般的に普及しているのはCF Type1になります。これらはSDカードと違い互換性はありません。
CF Type1は古い規格なのでデータの転送速度も2010年以降UDMA7(※)という規格よりも速いものは出ていません。なのでCF Type1を購入するときはUDMA7と書かれたものを買いましょう!
※UDMAはCF Type1の転送速度の規格で0~7まであります。
CFastはCF Type1と同じサイズですが、従来のCFに比べ約2倍の転送速度で、高速・大容量データの転送に適しています。 ですが、CFastは産業用、極一部のカメラにしか使用できないので一般的には普及していません。
またCFとは別の規格でXQDメモリーカードというのもあります。XQDは サンディスク、ソニー、ニコン が開発したメモリーカードで高精細度ビデオカメラと高解像度デジタル写真カメラをターゲットにしています。
CFexpressは2017年に策定された新しい記録メディアでCFastとXQDの後継にあたり上位規格になります。2019年現在は主にニコンやパナソニックのカメラに使われています。
撮影枚数・動画記録時間の目安
SanDiskのHPより引用しました。
自分の用途に合わせて参照してください。
※4K動画、フルHD動画の録画時間、静止画の撮影枚数は、あくまで目安です。4K動画、フルHD動画のサポートおよび実際の録画時間、撮影枚数は、ご使用の機器、ファイルサイズ、解像度、圧縮率、ビットレート、撮影内容、その他の状況に依存します。※静止画はファイルサイズ約7MB(約1600万画素)、4K動画は3840×2160@25fps UHSスピードクラス3*対応機器推奨、フルHD動画は1920×1080@24fpsで撮影・録画しています。 *UHSスピードクラス3()
SanDisk
は、UHS対応のホスト機器でのリアルタイム録画をサポートします。4K動画の撮影に最適な、最低30MB/秒の転送速度を保証しています。機器によっては、UHS-Ⅰに対応していない場合があります。詳細は各機器メーカーにお問い合わせください。
オススメの記録メディア
高速で大容量なので様々なシーンで使えます。値段もリーズナブル!
こちらはUHS-2規格のSDカード。UHS-1よりも高速ですが値段が張ります。
CF Type1のオススメはこちら。
ドローンやGoproなどのに最適なマイクロSDカード。4Kもこれでばっちり!!
カードリーダーの選び方
では次にカードリーダーの選び方です。
カードリーダー選びの基準
- USB 3.0以上であること
- UHS-1またはUHS-2に対応していること
- カードリーダーの転送速度が速い
- 使っているメディアに対応していること
上記のリストで共通している部分はデータの転送速度が速いことです。転送速度が速いとデータの転送にかかる時間が短くなるのでその分他の作業に時間がとれるようになります。
最近のパソコンにはSDカードスロットがついていてカードリーダを使わなくても読み込めますが、UHS-2が読み込めるパソコンはあまりというかほとんど見たことがないのでUHS-2のSDカードを使用している方、それとCFもパソコンにはカードリーダーがついていないのでCFを使用している方はカードリーダーを使うことをオススメします。
オススメのカードリーダー
実際にDが使用してオススメできるカードリーダーを紹介します。
SanDiskのカードリーダー。少し大きいが適度に重く持ちやすい。何より見た目がかっこいい!!
Transcendのカードリーダー。小さくて軽く手にすっぽり収まるサイズ。持ち運びに便利。すでにアマゾンでは取り扱いが終わっている模様。
オススメのカードケース
最後にカードケースのオススメです。カードケースは記録メディアを保護し持ち運びを便利にしてくれるので1つ持っていると便利です。
買ったばかりの頃は良かったのですが長く使用していると中のウレタンがへたってきてSDカードが落ちるようになりました。なので頻繁に出し入れする方にはむかないかもしれませんが枚数も多く入りコンパクトなので使いやすさはあります。
最近新しく使い始めたカードケース。細くて持ちやすい。細長いのでカメラバッグに入れても場所を取らず収納しやすいのが特徴です。カードがしっかりハマるので落ちることがないです。結構使いやすい!
CF用のカードケース。アルミでできているので耐久性もあり軽くて使いやすいです。SDカードも入るのでよく現場で他のカメラマンとSDカードのやり取りをするときにも活躍しています。
耐衝撃・耐水を兼ねたカードケース。山や海で使用する方にむいていると思います。
まとめ
CF/SDカードは自分の使っている機材に対応しているものを選ぶことが大切です。
その中で読み込み・書き込み速度の速いものを選ぶことで連写や動画撮影がスムーズに行えるようになります!
カードリーダーは自分の持っている記録メディアに対応したものを選ぶ。そしてカードリーダー自体にも転送速度があるのでそれも速いものを選ぶ!
カードケースは自分の使用用途に合うものを選ぶのが良いでしょう!
ちなみにですが、CFやSDカードはデータの長期保存にはむいていないので撮影し終わった後は必ずパソコンなどに保存しなおすようにしてください!!