望遠レンズは遠くの被写体を近くに引き寄せて撮影することができるレンズです。
もし、あなたがただ遠くのものを何となく撮っているのであればそれはとてももったいないです。
望遠レンズには4つの特性がありそれを覚えることができれば今まで以上に良い写真が撮れるようになります。
今回は簡単に覚えることができる望遠レンズの使い方について解説します。
望遠レンズの特性を理解して、たくさん素敵な写真を撮っていきましょう!!
望遠レンズの4つの特性
望遠レンズには4つの特性があります。
この特性を把握して望遠レンズならではの表現を楽しみましょう!!
画角が狭い
望遠レンズは広角レンズ・標準レンズに比べると画角が狭いです。そのため広い風景などの撮影に向いておらず、一部分を大きく写したい時に効果を発揮します!
狭い範囲を切り取るように撮影することができ、被写体を強調して写すことができます。
俗に言う「切り取り効果」というものです。
背景がごちゃごちゃせず余計なものを入れずにスッキリとした背景の写真を撮影することができます。
ボケがキレイ
焦点距離が長くなるほど被写体深度は浅くなります。
被写体深度が浅くなるとどうなるのかというとボケ易くなります。
つまり望遠になればなるほどよくボケるということになります!
この特性を利用して花や人物、ペットなどを撮影すれば、被写体が引き立った柔らかい印象の写真を撮ることができます。
遠近感がない
望遠レンズで撮影すると、被写体と背景の距離感がなくなります。
これは望遠レンズは「遠くのものを近くに引き寄せる」という特性を持っていて、近景と遠景が重なっているように見えます。
これを「圧縮効果」と呼びます。
圧縮効果は望遠になるほど効果が強くなり、近くの被写体のすぐ後ろに遠くのものがあるように見える写真が撮影できます。
ブレ易い
望遠レンズは、拡大倍率が高いため手ブレによる画像のブレが起きやすいです。また、焦点距離が長いほど手ブレを起こしやすくなります。
ただ、手ブレは撮影者の技術によるところもありますが、最近のレンズやカメラには強力な手ブレ補正がついているのでそこまで気にしなくてもいいかもしれません。
それでもブレが起きる、気になるという方は解決方法としてカメラをしっかりとホールドする。シャッタースピードを上げる。三脚や一脚を使うというようなことをしてみてください。
オススメの望遠レンズ
DはCanon使いなのでCanonのカメラで使えるオススメのレンズを紹介します。
ズームレンズ
望遠ズームレンズのオススメです。
EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
70mmから300mmまでをカバーする望遠ズームレンズです。ポートレートを得意とする中望遠域から野鳥や野生動物の撮影に便利な300mmという望遠域を使うことができます。望遠レンズとして初めての1本に最適なレンズです。
EF70-200mm F4L IS II USM
描写はシャープでキレイに写ります。そして軽く、機動性に優れているのでどこかに気軽に持っていくのに適しています。
EF70-200mm F2.8L IS III USM
神レンズと言われたII型の後継機。III型になってもその描写力は衰えることなく素晴らしい写真を撮ることができます。F2.8と明るく暗いシーンでも役立ちます!逆光耐性や防汚性能もII型より上がっています。
EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
広いズームレンジを持ちながら、全域で高画質、機動力、操作性を兼ね備えた望遠ズーム。手持ち撮影をサポートする4.0段分の手ブレ補正、瞬時のズーム操作を可能にする回転式ズーム、0.98mまで寄れる近接撮影能力など、さまざまな撮影現場に対応する幅広い機能を搭載しています。運動会やスポーツ撮影、飛行機や野鳥撮影に最適なズームレンズです。
SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM
標準から超望遠までカバー。唯一無二のオールラウンダー 。重くて大きいことがネックになるかもしれませんが、画質はシャープで写りは良くどんなシーンにもこれ1本で撮影できる焦点距離なので純正レンズにこだわりがないのであればこのレンズが一番オススメです!600mmまで写せるということを考えればコストパフォーマンスは抜群に良いです!!
望遠レンズのコツのまとめ
望遠レンズの主な特性は
切り取り効果・ボケ易い・圧縮効果
の3つです。
自分の世界観を切り取り、背景を柔らかい雰囲気でぼかし、圧縮効果で遠近感をなくせば魅力あふれる写真が撮れること間違いなしでしょう!!
こちらの記事も参考にしてみてください。
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